鶏頭蟷螂図 伊藤若冲筆
京博にいけばいつもなにかしら若冲や蕭白の作品をみれるけど、今回のこれは逃せないひとつ。
鶏頭の美しさは若冲なら当然のことながら、
私はこの花の頂点に背を向けて立つ蟷螂が好きで。
蟷螂特有の両の鎌を擡げた姿。
その足で立ち、顔を上げ、
まっすぐにその先を見据えるかの後ろ姿に、孤高の漢を感じる。
冷たくされても信じて黙って付いて行きたくなるような漢。
理想だなっ。
芦雪の岩上猿図、明らかに解説は狩野先生の筆かと。
泣ける。
京博平常展示鶏頭蟷螂図 伊藤若冲筆
竹図 伊藤若冲筆
岩上猿図 長沢芦雪筆
鍾馗と鬼図 曾我蕭白筆
蹴鞠寿老図 曾我蕭白筆
草花図屏風 宗達派
菊花流水図屏風「伊年」印
草花図屏風「伊年」印